どうも、TZWです。
台風の被害はすごかったようで…。こちらは何ともなかったですが。
みなさんは大丈夫でしたか?


http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/804

さて、公式にて、イニストラードのイントロパック(構築済みデッキ60枚+ブースター1つ)のデッキリストが公開となりました。
まあ毎度のことながら「で、これ誰が買うの?」って内容なのですが、今週の土日に行われるイニストラードプレリリースパーティーでは、オープンデュエルというイベントが行われます。
そのイベントでは、このイントロパックを使用して対戦し、プロモカードやブースターパックなどの賞品を得ることができます。
今回は、あまり構築もしないけど、オープンデュエルでイニストラードを遊びたいという人のために(おそらく需要は少ないでしょうが)、そのデッキの内容と戦術をちょっとご紹介したいと思います。
なお、この記事は公式に載っている紹介記事の翻訳ではございません。お間違えないように。

今回は5つのデッキのうち3つをご紹介しましょう。

『Spectral Legions』


【土地:24】
14《平地/Plains》
10《島/Island》

【クリーチャー:19】
2《宿命の旅人/Doomed Traveler》
2《幽体の乗り手/Spectral Rider》
2《声無き霊魂/Voiceless Spirit》
2《ランタンの霊魂/Lantern Spirit》
2《礼拝堂の霊/Chapel Geist》
2《霊廟の護衛/Mausoleum Guard》
3《月鷺/Moon Heron》
1《絞首台の守部/Gallows Warden》
1《戦場の霊/Battleground Geist》
1《空翔ける雪花石の天使/Angel of Flight Alabaster》【Foilレア】
1《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》【レア】

【エンチャント:8】
1《好奇心/Curiosity》
1《絆魂/Lifelink(M12)》
1《霊魂のマントル/Spirit Mantle(M12)》
2《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》
2《平和な心/Pacifism(M12)》
1《幽霊の憑依/Ghostly Possession》

【インスタント:9】
2《送還/Unsummon(M12)》
1《勇壮の時/Moment of Heroism》
1《否認/Negate(M12)》
2《深夜の出没/Midnight Haunting》
2《叱責/Rebuke》
1《霧の中の喪失/Lost in the Mist》

最初に紹介する『Spectral Legions』デッキは、昔からお馴染みの青白フライヤーデッキです。
《声無き霊魂/Voiceless Spirit》《ランタンの霊魂/Lantern Spirit》といった飛行持ちのスピリット・クリーチャーを中軸にした構成で、《絞首台の守部/Gallows Warden》《戦場の霊/Battleground Geist》といったスピリット・クリーチャーを強化するクリーチャーも入っています(そしてもちろんそれらも飛行を持っています)。
空からの攻撃を行う間、地上の守りを固める必要があります。《宿命の旅人/Doomed Traveler》《霊廟の護衛/Mausoleum Guard》はパワー・タフネスは低いものの、ブロッククリーチャーとして役目を果たした後は、飛行を持つスピリット・クリーチャー・トークンとして再び戦場に戻ってきます。これにより、通常のクリーチャーよりも多くブロックに回ることができるだけではなく、飛行クリーチャーとしてさらに攻撃を行うこともできることがポイントです。
クリーチャー以外のカードは、主に戦闘を補助するカードと、防御的なカードで占められています。《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》などのクリーチャーを強化するオーラは、比較的パワーやタフネスが低めのスピリット・クリーチャー達の戦闘をサポートできます。逆に《送還/Unsummon(M12)》や《平和な心/Pacifism(M12)》は、相手の強力なクリーチャーを簡単に除去することも可能です。《深夜の出没/Midnight Haunting》は突然現れるブロッカーとしても使えますが、追加のアタッカーとして使うこともできます。イニストラードのリミテッドにおいて、相手の戦場に平地を含む土地3枚がアンタップ状態になっていたら、攻撃する際には注意が必要です(《叱責/Rebuke》なんかもそうですね)。
このデッキは、リミテッドにおける基本である、青白デッキの理想的な完成像でもあると思います(通常のリミテッドデッキは40枚なので、この通りにはなりませんが)。また、攻撃や防御、コンバットトリックなどを一通り学ぶことができるので、初心者の方はこのデッキから始めてみてもいいかもしれませんね。


『Eldritch Onslaught』


【土地:24】
13《島/Island》
11《山/Mountain》

【クリーチャー:15】

2《マーフォークの催眠術師/Merfolk Mesmerist(M12)》
3《錯乱した助手/Deranged Assistant》
2《甲冑のスカーブ/Armored Skaab》
2《要塞ガニ/Fortress Crab》
1《燃え投げの小悪魔/Pitchburn Devils》
1《嵐霊/Sturmgeist》【Foilレア】
1《ガイアー岬の災い魔/Scourge of Geier Reach》
2《カラスの群れ/Murder of Crows》
1《護符破りの小悪魔/Charmbreaker Devils》【レア】

【アーティファクト:2】
1《グール呼びの鈴/Ghoulcaller’s Bell》
1《地下室の扉/Cellar Door》

【エンチャント:4】
2《血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome》
2《燃え立つ復讐/Burning Vengeance》

【ソーサリー:6】
2《静かな旅立ち/Silent Departure》
1《轟く激震/Rolling Temblor》
2《幻影の掌握 /Grasp of Phantoms》
1《地獄の口の中/Into the Maw of Hell》

【インスタント:9】
1《霊炎/Geistflame》
3《夢のよじれ/Dream Twist》
1《収穫の火/Harvest Pyre》
2《捨て身の狂乱/Desperate Ravings》
2《熟慮/Think Twice》

『Eldritch Onslaught』デッキは青赤の2色で組まれたデッキです。先ほどの青白デッキとは違い、少々癖の強いカードが多く含まれています。
このデッキの肝は『フラッシュバック』です。《マーフォークの催眠術師/Merfolk Mesmerist(M12)》《錯乱した助手/Deranged Assistant》《甲冑のスカーブ/Armored Skaab》《夢のよじれ/Dream Twist》といったカードで、序盤からライブラリーを削ります…ただし、主に削るのは自分のライブラリーです。
そして墓地に十分なフラッシュバック持ちのカードが溜まったら、《燃え立つ復讐/Burning Vengeance》《護符破りの小悪魔/Charmbreaker Devils》の出番です!フラッシュバックコストで呪文を唱えると、《燃え立つ復讐/Burning Vengeance》は無料の《ショック/Shock(M12)》となります。《護符破りの小悪魔/Charmbreaker Devils》は墓地からカードを回収し、さらにそれをプレイすることでパワーを強化できます。《収穫の火/Harvest Pyre》は必要のない墓地のカードを使い、相手の強力なクリーチャーを仕留めることができますし、これによって墓地のカードを調整すると、護符破りの小悪魔/Charmbreaker Devils》で回収するカードを調整することも可能です!
このデッキは序盤の防御をどうするか、そしていかにうまくマナを伸ばしていくかが重要です。とにかく序盤は無防備になりやすいので、《静かな旅立ち/Silent Departure》《轟く激震/Rolling Temblor》といった除去カードが大事になります。
ただ、単体で使いやすいカードが少ないので、初心者にはあまりお勧めできないデッキですね。変わった形の勝ち手段が好きだ!って人はどうぞ。



『Deathly Dominion』

【土地:24】
13《森/Forest》
11《沼/Swamp》

【クリーチャー:24】
1《チフス鼠/Typhoid Rats》
1《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper》
1《スカースダグの高僧/Skirsdag High Priest》【Foilレア】
2《グリセルブランドの信奉者/Disciple of Griselbrand》
2《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》
2《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》
2《出征路のグール/Warpath Ghoul(M12)》
1《脳ゾウムシ/Brain Weevil》
2《ただれ皮の猪/Festerhide Boar》
2《森林の捜索者/Woodland Sleuth》
2《もつれ樹/Lumberknot》
1《ソンバーワルドの蜘蛛/Somberwald Spider》
2《モークラットのバンシー/Morkrut Banshee》
2《ホロウヘンジのゴミあさり/Hollowhenge Scavenger》
1《黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity》【レア】

【アーティファクト:1】
1《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk》

【エンチャント:2】
2《死の重み/Dead Weight》

【ソーサリー:7】
1《捕食/Prey Upon》
2《隊商の夜番/Caraban Vigil》
2《不屈の自然/Rampant Growth(M12)》
1《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》
1《願い事/Make a Wish》

【インスタント:2】
1《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
1《帰化/Naturalize》

続いて、緑黒の『Deathly Dominion』デッキです。
これは新能力語である『陰鬱』を軸としたデッキとなっています。そのため、クリーチャーの枚数はほかのデッキに比べて多めになっているのが特徴的ですね。
デッキの動きとしては、まず《隊商の夜番/Caraban Vigil》《不屈の自然/Rampant Growth(M12)》で土地を並べた後、不要となったクリーチャーを《グリセルブランドの信奉者/Disciple of Griselbrand》《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》といったカードで生け贄にささげ、能動的に『陰鬱』の条件を満たします。そうなれば、その後出てくる『陰鬱』持ちクリーチャーは、大きなボーナスを得て戦場に出てきます。
例えば《ホロウヘンジのゴミあさり/Hollowhenge Scavenger》は本人のサイズだけでも十分ですが、さらに5点のライフを得ることができます。《モークラットのバンシー/Morkrut Banshee》は相手のブロッカーを除去することができ、《ただれ皮の猪/Festerhide Boar》《ソンバーワルドの蜘蛛/Somberwald Spider》は+1/+1カウンターがおまけでついてきます。そしてこのデッキのレアカードである《スカースダグの高僧/Skirsdag High Priest》は、追加コストがありますが、なんと5/5の飛行持ちデーモン・クリーチャー・トークンを生み出すことができるのです!
また、M12のリミテッドでもおなじみの《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》+《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》コンボが搭載されていることも忘れてはなりません。このコンボと相性がいいのが《もつれ樹/Lumberknot》で、コンボが1回成立するごとに、+1/+1カウンターが乗っていきます。そしてこの巨大化した《もつれ樹/Lumberknot》《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》によって相手クリーチャーを倒すたび、さらに《もつれ樹/Lumberknot》は大きくなります。
さらに、死んでしまったクリーチャーは《黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity》で回収することも可能です。まあ、本人のサイズがかなり大きいので、そのまま殴り勝ってしまうことも多いでしょうが。
ビートダウンデッキでありながら、同時に生け贄を多用するコンボを含むデッキなので、結構楽しいデッキだと思います。個人的に一番のおすすめデッキです!



今日はこの辺で。
余裕があったら残り2つもやります。

それでは、プレリでお会いしましょう~。

コメント

極上えび天丼
2011年9月23日0:26

ひ>いつもどおりだったら10月末じゃないですかね?

TZW@LABO
2011年9月23日2:06

>極上さん
だいたいゲームデー前後くらいかと予想してます。
てか、イベントデッキ出すならイントロパックは種類減らしてもいいと思うのですが。

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