どうも、tzwです。
今日は室蘭で神ジェイスと石鍛冶の追悼式があったので、ニッセン予選でお世話になった白黒石鍛冶を使ってきました。
結果は2-2。そのうち1勝はバイなので、実質1-2という有様。
しかもコントロールメタなのに、青黒《倦怠の宝珠/Torpor Orb(NPH)》デッキと青白赤石鍛冶+双子コンボに負け、相性の悪いカルドーサレッドに勝つという逆転現象…。
本当にどうやってこんなデッキでニッセン予選抜けたんだろうね?
では基本セット2012カードチェック。今回は緑とアーティファクトです。
そういやまだ土地は基本土地しかオープンしてないんだね。どんなのが来るのか楽しみです。
《酸のスライム/Acidic Slime》アンコモン:M11より再録
クリーチャーとPWには触れないが、CIPで他のタイプのパーマネントを破壊するウーズ。
クリーチャーに対しては接死能力で対処するというデザインのようだ。
能力のおかげでサイズの割に大きな相手と相打ちになれる。今回再び収録されることとなった《寄せ餌/Lure》と組めば、1対2交換を取ることも可能である。
構築でもお呼びがかかるだろう。
《斑の猪/Brindle Boar》コモン:M11より再録
3マナ2/2と最近の緑にしてはサイズが小さめ。代わりにサクると4ライフゲイン。
回復量はそこそこだが、アタッカーとしては少々サイズが小さめ。
かといってブロックで相打ちを取ろうとすると、ライフゲインが使えない。他のカードにしたほうがよさそうだ。
《棍棒のトロール/Cudgel Troll》アンコモン:M11より再録
4マナ4/3と十分なサイズに加え、わずか1マナで再生するため、アタッカーとしてもブロッカーとしても強力。
《恐怖/Terror(10E)》のような再生を許さない除去が最近減っているので、再生クリーチャーの生存率は高まる一方。
しかしM12では再生を許さない3点火力《火葬/Incinerate》が帰ってきてしまったので、相手が赤いなら注意しよう。
もちろん《平和な心/Pacifism》にも無力なので、過信はしすぎないこと。
《ダングローブの長老》レア
新能力語『呪禁』を持つクリーチャー。こいつは森の数だけ大きくなる。
このクリーチャーを十分に使いこなすには、デッキ内の森の枚数を多くしなくてはならない。
出来れば単色のほうが大きくしやすいが、そうなると緑という色の特性上、除去が少なくなり、デッキの柔軟性が損なわれてしまう。
せめて2色までに抑えたほうが良さそうだ。
なお、『呪禁』によって、こちらが使用する強化呪文や装備品は使用可能なので、回避能力付与などのバックアップができればしておきたい。
《ガラクの仲間/Garruk’s Companion》コモン:M11より再録
2マナ3/2トランプルと高いスペックを持つクリーチャー。
しかし緑マナ×2とデッキをやや選びそう。
タフネスが低めなので、相打ちを取られやすいのも注意。《剛力化》のような強化呪文や強化系オーラとの相性はいい。
《ガラクの大軍》レア
PWの名を冠するレアカード。7マナ7/7トランプルという大型クリーチャー。
さらにデッキのトップを公開し、そのクリーチャー呪文を使用可能というもの。
もちろん呪文を使う際にはマナを支払う必要があるが、これを出すマナがあるなら、大抵のクリーチャーは出せるだろう。
ライブラリートップをいじるカードと相性がいい。たとえば…来月から使えなくなる奴とか。
《大蜘蛛/Giant Spider》コモン:M11より再録
マジック最初のセットである『アルファ版』より存在するカード。
M11までは《巨大化/Giant Growth》もそれに含まれていたが、M12で脱落が決定し、《大蜘蛛》が最後の皆勤賞カードとなってしまった。
能力・サイズともに高い防御力を誇り、全体的にパワーが低めの飛行クリーチャー達を今日も必死に止めている。
緑をやるなら絶対に抑えておきたいカード。
《林間隠れの斥候》コモン
1マナ1/1呪禁。能力を持ってはいるものの、このサイズではあまり役に立たないだろう。
一応オーラなどで強化して使うことはできるが…。
《狩人の眼識》アンコモン
緑には珍しいドローソース。しかしすぐにドローさせてくれないところがまた緑らしい。
インスタントなので、ブロックされなかったクリーチャーに使うのが基本的な使い方。
パワーの高いクリーチャーに使うとより高い効果を得られるが、大抵そういうクリーチャーはブロックされてしまうので、うまくいかないだろう。
一応《寄せ餌/Lure》を他のクリーチャーに使用し、無理矢理ファッティの攻撃を通して大量ドローという使い方もできるが…。
《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound》+《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler》に組み込むと、緑赤で《思考の泉/Mind Spring(M10)》のような使い方もできるぞ!
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》コモン:M11より再録
こちらも古くからある緑の基本クリーチャー。
1ターン目に出すと、2ターン目にはいきなり3マナになる。
リミテッドでは、序盤の1マナ差が非常に大きい。またこのエルフに貴重な除去を使用するのもためらわれるので、楽にジャンプアップができるだろう。
弱点としては、本人の戦闘力が低く、後半に引くと使い道が少ないことがあるが、メリットのほうがずっと上回るだろう。
《寄せ餌/Lure》アンコモン:第10版より再録
これも昔からあるオーラ呪文。
《茂みのバジリスク/Thicket Basilisk(6ED)》のような接死持ちクリーチャーとのコンボで知られています。
今回は接死持ちクリーチャーは少なく、現状では《酸のスライム/Acidic Slime》くらいしかいませんが、接死を付与する《縞瑪瑙の魔道士》がいるので、手軽にバジリスクコンボを決められるかもしれません。
《踏み荒らし/Overrun》アンコモン:M10より再録
M11で《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede(M11)》に場所を取られたが、M12で再度復帰。
色マナ拘束はキツめだが、強烈なフィニッシュ手段。
こう着した場を一気に動かしてやろう。
《垂直落下/Plummet》コモン:M11より再録
緑は昔から《ハリケーン/Hurricane(10E)》のように、対飛行クリーチャーカードがいくつか存在していた。
M11で登場したこのカードは、飛行クリーチャーをフィニッシャーとして使用することの多いリミテッドでは、非常に優秀な除去カードとしてメインからも投入できるレベルである。
特にアンコモン・レアに強力な飛行クリーチャーが多いので、緑をやるなら必ず押さえておきたい。
《原始のタイタン/Primeval Titan》神話レア:M11より再録
ヴァラクートでおなじみの緑タイタン。今回も引き続き登場。
リミテッドではほぼ6マナ6/6トランプルだが、大量マナからX火力につなげやすくなる。
どちらかというと構築向けのカードだが、ZENブロックが落ちた後は活躍の場があるのだろうか?
全ては次期エキスパンションで土地をカギとしたカードが収録されるかによる。
《不屈の自然/Rampant Growth》コモン:M10より再録
こちらも緑の基本スペル。特にビックマナデッキでは重要なカードである。
リミテッドでも2ターン目にプレイすると、3ターン目に4マナに到達し、先に大きなクリーチャーを呼べるようになる。
また色事故を防ぐことにも使えるので、緑を軸とした2色以上のデッキを作るならあると便利。
《栄華の儀式/Rites of Flourishing》レア:FUTより再録
《吠えたける鉱山/Howling Mine(10E)》+《踏査/Exploration(USG)》という効果を持ったカード。
マナコストまで両者を足した数だから驚きである。
この手のカードに共通して言えることは、相手のほうが先にボーナスを得てしまうという点(土地は自分のターンから置けるが)。
リミテッドでは相手を有利にしてしまう可能性がある。どちらかというと構築向けのカードか。
《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》コモン:M11より再録
リミテッドにおける2マナ2/2バニラは、環境によって評価が変わる。
例えばZEN環境のドラフトのようなテンポデッキが強い環境なら、こういうクリーチャーは採用されやすい。
しかしROE環境のような遅く、また大きなクリーチャーが主力の環境なら、逆にサイズの小さいクリーチャーは使われにくくなる。
M12はどうなのか?熊の未来は?それはカードが出揃い、実際のゲームが始まってから答えが出るだろう。
《聖なる狼/Sacred Wolf》コモン:M11より再録
呪禁持ちの頭でっかち。タフネスが低いため、相打ちがとられやすい。
逆にそれを利用して、ブロッカーとして使用し、相手のアタッカーを打ち取るという方法もある。
《トロール皮》はいい相方になりそう。
《暴走するサイ/Stampeding Rhino》コモン:M10より再録
リミテッドでは5マナ4/4は優秀なアタッカーとして使われることが多い。
またトランプルを持っているので、ダメージレースも優位に立てるだろう。
緑のマナ加速からこれらのクリーチャーを出して殴る、恐竜デッキのような戦術ができるかもしれない。
《棘投げの蜘蛛》アンコモン
《大蜘蛛/Giant Spider》のアップグレードバージョン。なんと飛行クリーチャーを1体打ち落とせるようになった。
除去内臓生物はリミテッドでは非常に重宝され、さらにサイズも壁役としては十分なサイズ。
天使やドラゴン、吸血鬼の多い日に。
《剛力化》コモン
《巨大化/Giant Growth》の抜けた穴は、《超巨大化/Monstrous Growth(S00)》のインスタント版。
修正値は大きくなったが、マナコストが増加。コンバットトリックとして使いにくくなってしまった。
今後はより慎重な戦闘が要求される…のかもしれない。
《トロール皮》コモン
緑の強化オーラは、サイズを2回り上げるだけではなく、再生能力もつけてしまう。
しかもこれはコモンである。緑を相手にするときはこれを付けたファッティを見ることが多くなりそうだ。
オーラの弱点であるバウンス呪文がM12には存在するため、できれば呪禁持ちに使用したい。
《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger》コモン:ZENより再録
今回の甲鱗様枠(?)。
タフネスが高めなので、戦闘でもなかなか倒されにくい。
しかし回避能力はなく、《破滅の刃/Doom Blade》で簡単に死ぬので、過信は禁物か。
現状の緑の構築ベスト5
1 《不屈の自然/Rampant Growth》
2 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3 《原始のタイタン/Primeval Titan》
4 《酸のスライム/Acidic Slime》
5 《栄華の儀式/Rites of Flourishing》
全体的にマナ加速系のカードが目立つ。3位のタイタンはヴァラクートで使われているが、ZENブロック落ちの後は全くの未知数である。
4位のスライムは強力な装備品が今後も活躍するなら、メインも十分ありうるカードだ。
個人的には5位に期待。《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》が落ちた後も、これがあればターボランドを組めるかもしれない。
現状のリミテッドのコモンベスト5
1 《大蜘蛛/Giant Spider》
2 《不屈の自然/Rampant Growth》
3 《垂直落下/Plummet》
4 《剛力化》
5 《トロール皮》
基本セットの緑をやるなら、やはり押さえておきたいのは『飛行対策』。
《大蜘蛛/Giant Spider》を取っておけば飛行クリーチャーを止められるだけではなく、卓内の《大蜘蛛》の枚数が減るため、こちらの飛行クリーチャーの攻撃を通しやすくなる。
また3位は緑単色の貴重な除去だ。4位のカードも疑似的な除去として使用することも可能なので、是非とっておきたい。
5位は呪禁持ちとの相性がよいので、今後優秀な呪禁持ちが出てくるなら点数が上がりそうだ。
ついでにアーティファクトもいってみよー!
《天使の羽根/Angel’s Feather》《悪魔の角/Demon’s Horn》《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw》《クラーケンの目/Kraken’s Eye》アンコモン:M11より再録
マナの必要がなくなったラッキーチャームシリーズ。今回も登場だ。
構築では《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw》が赤単対策として今後も見られるだろう。特に《コーの火歩き/Kor Firewalker(WWK)》が存在するZENブロック落ち後はさらなる活躍が期待できる。
リミテッドではあまり活躍しないだろう。回復量が少なく、また単純なライフゲインだけでは勝ちにつながりにくいからだ。
それにしても、《ワームの歯/Wurm’s Tooth》はいずこへ?
《大剣》アンコモン
シンプルな名前にシンプルな能力。
装備コストの割に上がるのはパワーのみと控え目だが、+3補正は大きい。
回避能力持ちに使ってやろう。
《カイトシールド》アンコモン
こちらはタフネスアップ担当。装備コストが重めなので、ご利用は計画的に。
《マナリス》コモン
なんとALAのオベリスクシリーズの上位互換。しかもコモンである。
もし環境が許すなら、これや《不屈の自然/Rampant Growth》を使用したビックマナや多色デッキが組めるかもしれない。
もちろん普通にマナ加速として使うこともできます。
《流転の護符/Quicksilver Amulet》レア:ULGより再録
4マナで手札のクリーチャーを呼べるカード。アーティファクト版《エルフの笛吹き/Elvish Piper》ってところか。
インスタントタイミングで場に出るので、突如ブロッカーとして相手の攻撃を阻んだり、またはマナを踏み倒してクリーチャーを出したりできる。
もちろん色の違うクリーチャーを呼ぶこともできる。使い方は様々だ。
場に出すのに4マナ、能力起動に4マナとマナはかかるが、使いこなせれば非常に強力だ。
さて、これで現在オープンになっているカードは全てチェック終了です。
もちろん今後カードが次々と公開されていくので、そのときまたチェックしていきたいと思います。
では、またどこかでお会いしましょう!
今日は室蘭で神ジェイスと石鍛冶の追悼式があったので、ニッセン予選でお世話になった白黒石鍛冶を使ってきました。
結果は2-2。そのうち1勝はバイなので、実質1-2という有様。
しかもコントロールメタなのに、青黒《倦怠の宝珠/Torpor Orb(NPH)》デッキと青白赤石鍛冶+双子コンボに負け、相性の悪いカルドーサレッドに勝つという逆転現象…。
本当にどうやってこんなデッキでニッセン予選抜けたんだろうね?
では基本セット2012カードチェック。今回は緑とアーティファクトです。
そういやまだ土地は基本土地しかオープンしてないんだね。どんなのが来るのか楽しみです。
《酸のスライム/Acidic Slime》アンコモン:M11より再録
クリーチャーとPWには触れないが、CIPで他のタイプのパーマネントを破壊するウーズ。
クリーチャーに対しては接死能力で対処するというデザインのようだ。
能力のおかげでサイズの割に大きな相手と相打ちになれる。今回再び収録されることとなった《寄せ餌/Lure》と組めば、1対2交換を取ることも可能である。
構築でもお呼びがかかるだろう。
《斑の猪/Brindle Boar》コモン:M11より再録
3マナ2/2と最近の緑にしてはサイズが小さめ。代わりにサクると4ライフゲイン。
回復量はそこそこだが、アタッカーとしては少々サイズが小さめ。
かといってブロックで相打ちを取ろうとすると、ライフゲインが使えない。他のカードにしたほうがよさそうだ。
《棍棒のトロール/Cudgel Troll》アンコモン:M11より再録
4マナ4/3と十分なサイズに加え、わずか1マナで再生するため、アタッカーとしてもブロッカーとしても強力。
《恐怖/Terror(10E)》のような再生を許さない除去が最近減っているので、再生クリーチャーの生存率は高まる一方。
しかしM12では再生を許さない3点火力《火葬/Incinerate》が帰ってきてしまったので、相手が赤いなら注意しよう。
もちろん《平和な心/Pacifism》にも無力なので、過信はしすぎないこと。
《ダングローブの長老》レア
新能力語『呪禁』を持つクリーチャー。こいつは森の数だけ大きくなる。
このクリーチャーを十分に使いこなすには、デッキ内の森の枚数を多くしなくてはならない。
出来れば単色のほうが大きくしやすいが、そうなると緑という色の特性上、除去が少なくなり、デッキの柔軟性が損なわれてしまう。
せめて2色までに抑えたほうが良さそうだ。
なお、『呪禁』によって、こちらが使用する強化呪文や装備品は使用可能なので、回避能力付与などのバックアップができればしておきたい。
《ガラクの仲間/Garruk’s Companion》コモン:M11より再録
2マナ3/2トランプルと高いスペックを持つクリーチャー。
しかし緑マナ×2とデッキをやや選びそう。
タフネスが低めなので、相打ちを取られやすいのも注意。《剛力化》のような強化呪文や強化系オーラとの相性はいい。
《ガラクの大軍》レア
PWの名を冠するレアカード。7マナ7/7トランプルという大型クリーチャー。
さらにデッキのトップを公開し、そのクリーチャー呪文を使用可能というもの。
もちろん呪文を使う際にはマナを支払う必要があるが、これを出すマナがあるなら、大抵のクリーチャーは出せるだろう。
ライブラリートップをいじるカードと相性がいい。たとえば…来月から使えなくなる奴とか。
《大蜘蛛/Giant Spider》コモン:M11より再録
マジック最初のセットである『アルファ版』より存在するカード。
M11までは《巨大化/Giant Growth》もそれに含まれていたが、M12で脱落が決定し、《大蜘蛛》が最後の皆勤賞カードとなってしまった。
能力・サイズともに高い防御力を誇り、全体的にパワーが低めの飛行クリーチャー達を今日も必死に止めている。
緑をやるなら絶対に抑えておきたいカード。
《林間隠れの斥候》コモン
1マナ1/1呪禁。能力を持ってはいるものの、このサイズではあまり役に立たないだろう。
一応オーラなどで強化して使うことはできるが…。
《狩人の眼識》アンコモン
緑には珍しいドローソース。しかしすぐにドローさせてくれないところがまた緑らしい。
インスタントなので、ブロックされなかったクリーチャーに使うのが基本的な使い方。
パワーの高いクリーチャーに使うとより高い効果を得られるが、大抵そういうクリーチャーはブロックされてしまうので、うまくいかないだろう。
一応《寄せ餌/Lure》を他のクリーチャーに使用し、無理矢理ファッティの攻撃を通して大量ドローという使い方もできるが…。
《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound》+《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler》に組み込むと、緑赤で《思考の泉/Mind Spring(M10)》のような使い方もできるぞ!
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》コモン:M11より再録
こちらも古くからある緑の基本クリーチャー。
1ターン目に出すと、2ターン目にはいきなり3マナになる。
リミテッドでは、序盤の1マナ差が非常に大きい。またこのエルフに貴重な除去を使用するのもためらわれるので、楽にジャンプアップができるだろう。
弱点としては、本人の戦闘力が低く、後半に引くと使い道が少ないことがあるが、メリットのほうがずっと上回るだろう。
《寄せ餌/Lure》アンコモン:第10版より再録
これも昔からあるオーラ呪文。
《茂みのバジリスク/Thicket Basilisk(6ED)》のような接死持ちクリーチャーとのコンボで知られています。
今回は接死持ちクリーチャーは少なく、現状では《酸のスライム/Acidic Slime》くらいしかいませんが、接死を付与する《縞瑪瑙の魔道士》がいるので、手軽にバジリスクコンボを決められるかもしれません。
《踏み荒らし/Overrun》アンコモン:M10より再録
M11で《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede(M11)》に場所を取られたが、M12で再度復帰。
色マナ拘束はキツめだが、強烈なフィニッシュ手段。
こう着した場を一気に動かしてやろう。
《垂直落下/Plummet》コモン:M11より再録
緑は昔から《ハリケーン/Hurricane(10E)》のように、対飛行クリーチャーカードがいくつか存在していた。
M11で登場したこのカードは、飛行クリーチャーをフィニッシャーとして使用することの多いリミテッドでは、非常に優秀な除去カードとしてメインからも投入できるレベルである。
特にアンコモン・レアに強力な飛行クリーチャーが多いので、緑をやるなら必ず押さえておきたい。
《原始のタイタン/Primeval Titan》神話レア:M11より再録
ヴァラクートでおなじみの緑タイタン。今回も引き続き登場。
リミテッドではほぼ6マナ6/6トランプルだが、大量マナからX火力につなげやすくなる。
どちらかというと構築向けのカードだが、ZENブロックが落ちた後は活躍の場があるのだろうか?
全ては次期エキスパンションで土地をカギとしたカードが収録されるかによる。
《不屈の自然/Rampant Growth》コモン:M10より再録
こちらも緑の基本スペル。特にビックマナデッキでは重要なカードである。
リミテッドでも2ターン目にプレイすると、3ターン目に4マナに到達し、先に大きなクリーチャーを呼べるようになる。
また色事故を防ぐことにも使えるので、緑を軸とした2色以上のデッキを作るならあると便利。
《栄華の儀式/Rites of Flourishing》レア:FUTより再録
《吠えたける鉱山/Howling Mine(10E)》+《踏査/Exploration(USG)》という効果を持ったカード。
マナコストまで両者を足した数だから驚きである。
この手のカードに共通して言えることは、相手のほうが先にボーナスを得てしまうという点(土地は自分のターンから置けるが)。
リミテッドでは相手を有利にしてしまう可能性がある。どちらかというと構築向けのカードか。
《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》コモン:M11より再録
リミテッドにおける2マナ2/2バニラは、環境によって評価が変わる。
例えばZEN環境のドラフトのようなテンポデッキが強い環境なら、こういうクリーチャーは採用されやすい。
しかしROE環境のような遅く、また大きなクリーチャーが主力の環境なら、逆にサイズの小さいクリーチャーは使われにくくなる。
M12はどうなのか?熊の未来は?それはカードが出揃い、実際のゲームが始まってから答えが出るだろう。
《聖なる狼/Sacred Wolf》コモン:M11より再録
呪禁持ちの頭でっかち。タフネスが低いため、相打ちがとられやすい。
逆にそれを利用して、ブロッカーとして使用し、相手のアタッカーを打ち取るという方法もある。
《トロール皮》はいい相方になりそう。
《暴走するサイ/Stampeding Rhino》コモン:M10より再録
リミテッドでは5マナ4/4は優秀なアタッカーとして使われることが多い。
またトランプルを持っているので、ダメージレースも優位に立てるだろう。
緑のマナ加速からこれらのクリーチャーを出して殴る、恐竜デッキのような戦術ができるかもしれない。
《棘投げの蜘蛛》アンコモン
《大蜘蛛/Giant Spider》のアップグレードバージョン。なんと飛行クリーチャーを1体打ち落とせるようになった。
除去内臓生物はリミテッドでは非常に重宝され、さらにサイズも壁役としては十分なサイズ。
天使やドラゴン、吸血鬼の多い日に。
《剛力化》コモン
《巨大化/Giant Growth》の抜けた穴は、《超巨大化/Monstrous Growth(S00)》のインスタント版。
修正値は大きくなったが、マナコストが増加。コンバットトリックとして使いにくくなってしまった。
今後はより慎重な戦闘が要求される…のかもしれない。
《トロール皮》コモン
緑の強化オーラは、サイズを2回り上げるだけではなく、再生能力もつけてしまう。
しかもこれはコモンである。緑を相手にするときはこれを付けたファッティを見ることが多くなりそうだ。
オーラの弱点であるバウンス呪文がM12には存在するため、できれば呪禁持ちに使用したい。
《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger》コモン:ZENより再録
今回の甲鱗様枠(?)。
タフネスが高めなので、戦闘でもなかなか倒されにくい。
しかし回避能力はなく、《破滅の刃/Doom Blade》で簡単に死ぬので、過信は禁物か。
現状の緑の構築ベスト5
1 《不屈の自然/Rampant Growth》
2 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3 《原始のタイタン/Primeval Titan》
4 《酸のスライム/Acidic Slime》
5 《栄華の儀式/Rites of Flourishing》
全体的にマナ加速系のカードが目立つ。3位のタイタンはヴァラクートで使われているが、ZENブロック落ちの後は全くの未知数である。
4位のスライムは強力な装備品が今後も活躍するなら、メインも十分ありうるカードだ。
個人的には5位に期待。《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》が落ちた後も、これがあればターボランドを組めるかもしれない。
現状のリミテッドのコモンベスト5
1 《大蜘蛛/Giant Spider》
2 《不屈の自然/Rampant Growth》
3 《垂直落下/Plummet》
4 《剛力化》
5 《トロール皮》
基本セットの緑をやるなら、やはり押さえておきたいのは『飛行対策』。
《大蜘蛛/Giant Spider》を取っておけば飛行クリーチャーを止められるだけではなく、卓内の《大蜘蛛》の枚数が減るため、こちらの飛行クリーチャーの攻撃を通しやすくなる。
また3位は緑単色の貴重な除去だ。4位のカードも疑似的な除去として使用することも可能なので、是非とっておきたい。
5位は呪禁持ちとの相性がよいので、今後優秀な呪禁持ちが出てくるなら点数が上がりそうだ。
ついでにアーティファクトもいってみよー!
《天使の羽根/Angel’s Feather》《悪魔の角/Demon’s Horn》《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw》《クラーケンの目/Kraken’s Eye》アンコモン:M11より再録
マナの必要がなくなったラッキーチャームシリーズ。今回も登場だ。
構築では《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw》が赤単対策として今後も見られるだろう。特に《コーの火歩き/Kor Firewalker(WWK)》が存在するZENブロック落ち後はさらなる活躍が期待できる。
リミテッドではあまり活躍しないだろう。回復量が少なく、また単純なライフゲインだけでは勝ちにつながりにくいからだ。
それにしても、《ワームの歯/Wurm’s Tooth》はいずこへ?
《大剣》アンコモン
シンプルな名前にシンプルな能力。
装備コストの割に上がるのはパワーのみと控え目だが、+3補正は大きい。
回避能力持ちに使ってやろう。
《カイトシールド》アンコモン
こちらはタフネスアップ担当。装備コストが重めなので、ご利用は計画的に。
《マナリス》コモン
なんとALAのオベリスクシリーズの上位互換。しかもコモンである。
もし環境が許すなら、これや《不屈の自然/Rampant Growth》を使用したビックマナや多色デッキが組めるかもしれない。
もちろん普通にマナ加速として使うこともできます。
《流転の護符/Quicksilver Amulet》レア:ULGより再録
4マナで手札のクリーチャーを呼べるカード。アーティファクト版《エルフの笛吹き/Elvish Piper》ってところか。
インスタントタイミングで場に出るので、突如ブロッカーとして相手の攻撃を阻んだり、またはマナを踏み倒してクリーチャーを出したりできる。
もちろん色の違うクリーチャーを呼ぶこともできる。使い方は様々だ。
場に出すのに4マナ、能力起動に4マナとマナはかかるが、使いこなせれば非常に強力だ。
さて、これで現在オープンになっているカードは全てチェック終了です。
もちろん今後カードが次々と公開されていくので、そのときまたチェックしていきたいと思います。
では、またどこかでお会いしましょう!
コメント
公式に今月頭から「M12プレビューは27日からやるよ!」って書いてありますぜ。
カード集め頑張ってくださいw
新多色土地は汚い!
情報サンクス!
現状ではラバマンサーくらいしか集めるカードなさそうだけど、まだまだレア枠を中心に未公開が多いからねぇ…。
新PWが構築に耐えられる性能かどうかが心配。
>メリーさん
逆にショックランドとかダメージランド復活なら歓迎する。