どうも、tzwです。
前回の青編では実践的なコメントもあり、M12に対する注目度の高さを表していると思います。
今後もコメントなどでビシビシ指摘していただきたいです。よろしくお願いします。

では始めましょう。今回は黒編です。
今回の黒も吸血鬼フィーチャー。さらにゲスト能力『狂喜』の登場です!
お気楽ご気楽にいってみよー!




《ヴァーズゴスの血王》神話レア
狂喜無しでは《セラの天使/Serra Angel》以下だが、達成できれば5マナ6/6飛行!
条件付きだが、単体でも非常に強力なため、吸血鬼シナジーが無くても強いでしょう。
まあ、黒のダブルシンボルをデッキに入れる以上、吸血鬼もそれなりにデッキに入っているはずなので、自然とロードとしての役割も果たせそうですが。
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》もいなくなったことだし、構築でもチャンスありそうです。ちと重いですが。

《血怒りの吸血鬼》コモン
3マナ3/1、狂喜で4/2と頭でっかちな吸血鬼。
回避能力は無いが、黒お得意の除去で戦線をこじ開ければ、一気にダメージを稼げる。
今回の黒はかなりアグロなデッキとなりそう。赤らへんを相方につけたい。

《災難の瀬戸際/Brink of Disaster》コモン:WWKより再録
限定的な除去。一応土地にもつけられるが、そういう使い方はあまりないでしょう。
《破滅の刃/Doom Blade》で破壊できない黒のクリーチャーを破壊したいときに。

《夜の子/Child of Night》コモン:M11より再録
吸血鬼プッシュの先駆け、M10より継続収録されている吸血鬼。
こういうカードはオーラとの相性が良い。《闇の好意》ならパワーを上げるとともに、失ったライフを取り戻せるし、《神聖なる好意》《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint》ならタフネスアップで戦闘で死ににくくなる。
《霊魂のマントル》や《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler》ならダメージレースが優位になります。もちろん装備品との相性も良い。

《魂の消耗/Consume Spirit》アンコモン:M10より再録
Xドレインカードも再び基本セットに収録。デッキを黒単寄りにしないとならなくなるが、2色デッキでも3~4点くらいは入るので強いでしょう。
まあ《火の玉/Fireball》よりは優先度が下がるでしょうが。

《闇の好意》コモン
白の《神聖なる好意》の逆バージョン。以前の《聖なる力/Holy Strength(M11)》と《邪悪なる力/Unholy Strength(M11)》みたいなものか。
2マナになった分、効果は増大。黒らしく1点のライフルーズがついているが、上がったパワーで先に相手を倒せばいいだけのこと。
フライヤーやアンブロッカブルクリーチャーにつけたい。

《貪る大群》コモン
こういうカードは相方によって評価が変わる。
今回は黒に《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》があり、赤に《反逆の行動/Act of Treason》があるので、それらを意識したピックができるかがカギとなる。
飛行を持っているものの、先輩の《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk(10E)》や《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire(M11)》ほどの修正値が得られないため、そこまで大きなダメージにはならないと思われる。

《魔性の教示者/Diabolic Tutor》アンコモン:M11より再録
4マナと重いものの、ライブラリーサーチは強力。
状況に応じて、除去やフィニッシャーを持ってこよう。
しかしデッキに入っても1枚程か。

《墓暴き/Disentomb》コモン:M11より再録
構築ではお呼びではないが、リミテッドなら貴重な墓地回収カード。
本人もクリーチャーである《グレイブディガー/Gravedigger》には劣るが、1マナと軽いので、そのターンにすぐ戦場に復帰させやすい点はポイント高い。

《困窮/Distress》コモン:第10版より再録
2マナになった代わりに、クリーチャーも捨てられるようになった《強迫/Duress(M11)》。
1マナと2マナの差は大きいが、どうしても対処不可能なカードを出される前に対処できる可能性があるので、サイドから投入を検討しましょう。
構築では《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》があるのでお呼びはかかりにくそう。ZENブロックが落ちたらチャンス。

《破滅の刃/Doom Blade》コモン:M11より再録
黒の基本除去。黒単相手では腐るが、その危険性を押しのけても初手取りレベル。
構築では《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》《四肢切断/Dismember(NPH)》がライバル。メタ次第。

《薄暮狩りのコウモリ》コモン
2マナ1/1飛行。狂喜で2/2と黒としては優良なフライヤー。
1ターン目《苛まれし魂》か《ゴブリンの投火師》からつなげられれば強いが、少々難しいか?
3ターン目くらいに出るのが現実的かも。

《グレイブディガー/Gravedigger》コモン:M11より再録
黒の代表的なクリーチャー。場に出ただけで簡単にアドバンテージがとれる。
もちろん2枚をぐるぐる回してエターナルフォースブロッカーにすることも可能。でも相手は死なない。

《忌まわしい容貌》コモン
フィニッシュカード。1ターンだけとはいえ、《空中浮遊/Levitation》より攻撃が通りやすくなることも。
マナはかかるが、狂喜を達成するためにも使えます。

《精神腐敗/Mind Rot》コモン:M11より再録
ハンドの1対2交換は相手の計算を狂わせるのに効果的。
終盤で相手のハンドが1枚以下の時に、《送還/Unsummon》と組み合わせて除去する方法もあり。
リミテッドでは基本テクです。覚えておきましょう。

《偏執》レア
「へんしつ」ではなく「へんしゅう」らしいです(どっちでも変換可能)。
効果は沼の数に依存しない《精神ヘドロ/Mind Sludge》に近いが、相手の一番大事な1枚は残ってしまう。
しかし1対複数交換は取れやすいし、次のターンに《霊気の達人/AEther Adept》+《精神腐敗/Mind Rot》でもしてやれば相手はうんざり。
《精神ヘドロ/Mind Sludge》と違い、気軽に多色も可能な点のほうが評価点だろう。緑のマナ加速と組めば3ターン目ハンデスも夢ではない!

《縞瑪瑙の魔道士》アンコモン
2マナ2/1ウィザードサイクル。黒は接死。
これは非常に実用的で、多くのカードと組み合わせることが可能である。
赤のティム能力持ちや白のレンジストライク持ちクリーチャーとの相性はもちろんのこと、先制攻撃持ちに使えば一方的に相手クリーチャーを葬れる。
防御でも強力で、ただの1/1クリーチャーが相手フィニッシャーと相打ち可能になるのだからすごい。
十分初手ピックもありうると思ってます。

《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》アンコモン:M11より再録
《蠢く骸骨/Drudge Skeletons(10E)》の再生能力をさらにウザくしたカード。
《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk(10E)》のようなサクることで強化するカードや、毎ターン戦場に戻るブロッカーとしても使える。
強力な相方次第で人気が上下するカード。続報に期待したい。

《センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》アンコモン:第10版より再録
かつて黒の代名詞のレアクリーチャーも、KPインフレにはついていけず、まさかのアンコモン降格。
しかし5マナ4/4飛行+αという性能はリミテッドでは十分すぎるほど強力。
《セラの天使/Serra Angel》《火山のドラゴン/Volcanic Dragon》で、『かつてのレアカード達による涙の頂上決戦』ができる…かもしれない。

《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》神話レア:ZENより再録
『あなたはゲームに勝利する』

《ソリンの渇き》コモン
《不純な飢え/Vicious Hunger(8ED)》がインスタントになって帰ってきた。
《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》とシナジーを形成するわけではなく、どうやらプラス能力を抜き出したカードのようだ。
ダブルシンボルのため使いにくさはあるが、貴重な除去なので使われるだろう。

《血の味》コモン
プレイヤー限定1点ドレイン。ルーズではなくダメージなので、狂喜との相性がいい。
逆に言うと、それ以外の使い道がない。よほどのことがない限り採用されないだろう。

《苛まれし魂》コモン
アンブロッカブルは狂喜と相性がよく、強化系オーラや装備品との相性も良い。
1ターン目これ、2ターン目《闇の好意》で一気に攻めるデッキが作れそうだ。
事実上の《血の味》上位互換だったりするw

《吸血鬼ののけ者》アンコモン
狂喜達成で4マナ4/4絆魂!非常に強力なクリーチャー。
是非狂喜を狙って場に出したいところ。

《出征路のグール/Warpath Ghoul》コモン:M10より再録
主要種族がゾンビから吸血鬼に変更され、さびしくなってしまった一人。
まあ3マナでパワー3ならお呼びがかかるかもしれない。

《肉体のねじ切り》コモン
パワーの修正値を重視した《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》。
除去としてより、コンバットトリックとして見るべきだろう。
構築ではその方針があだとなり、採用されにくくなると思われる。

《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》コモン:M10より再録
単純にサイズがあるので、デッキに1~2枚くらいは入りそうか。

《ゾンビの横行/Zombie Infestation》アンコモン:ODYより再録
かつて《激動/Upheaval(ODY)》とのコンボなどで一世を風靡したカードがまさかの再録。
《復讐蔦/Vengevine(ROE)》《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》など、墓地と相性の良いカードは多いが、構築での活躍の場はあるのだろうか?
リミテッドでは不要なカードがゾンビトークンになるので、無駄になりにくい。
《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》などともどうぞ。





現時点での黒の構築ベスト5

1 《破滅の刃/Doom Blade》
2 《偏執》
3 《困窮/Distress》
4 《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
5 《ヴァーズゴスの血王》

2位と3位は環境にもよるが、ZENブロック落ち後の1マナのハンデスが《蔑み/Despise(NPH)》以外無くなったらお呼びがかかるかもしれない。
4位はコントロールデッキのサイドボードに入ったことがあったので、遅い環境になるならチャンスあり。
5位は《ゾンビの横行/Zombie Infestation》と迷ったが、せっかくの神話レアなので…まあ頑張ってもらいましょう。



現時点でのリミテッドのコモンベスト5

1 《破滅の刃/Doom Blade》
2 《グレイブディガー/Gravedigger》
3 《闇の好意》
4 《精神腐敗/Mind Rot》
5 《忌まわしい容貌》

今回も黒のコモンは強力で、1位の《破滅の刃/Doom Blade》はタッチでも使用したい性能。
3位はオーラとしてはかなり高い順位だが、相性の良いクリーチャーが多数見られるので、この位置にいても問題ないと考えています。
5位はコモンのフィニッシュカード。タッチカラーでも採用可能なので、《不屈の自然/Rampant Growth》や《マナリス》からひょっこり出てきて相手のライフをごっそり削ることも可能かもしれませんね。
ただし、クリーチャーの性能は、狂喜能力のせいで基本サイズがほかの色より低めなので、黒メインのピックをするときはほかの色のバックアップを基本として考えたほうがよさそうです。
特に赤は狂喜的な意味でも良い相方になるのではないでしょうか?あとはフライヤーとバウンス、《霜のブレス》を擁する青か。



そんなわけで。
次回はM12中でも期待度最強と話題の赤の予定です。

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