【タッチ黒?】ファイナルズ予選突破レポ【サイド壁?】
2010年10月21日 MTG大会レポ(構築)ちょっと遅くなりましたが、月曜日の厚別グリフォンでのファイナルズ予選で権利ゲットいたしました!
MTGをプレイして10年目、ついに権利ゲットです。
…といっても、10年の半分以上は休止期間だったり、そもそもファイナルズ予選に参加し始めたのはここ2年の話なのですがねw
まずは権利ゲットしたときのデッキから。
デッキはもちろんGRヴァラクート。
メインは土地以外変化ありません。
札幌メタ的にはこれで問題ないでしょう。
ただし、サイドボードが1週間前と変わってきています。
1.《記憶殺し/Memoricide(SOM)》不採用
ミラー戦において非常に強力なカード《記憶殺し/Memoricide(SOM)》。
先に決まれば勝ったも同然ですが、問題点があります。
それは、場に《沼/Swamp》を置く必要があるということです。
なによりも速度を重視するヴァラクートミラーにおいて、勝ち手段に関係ない土地を置くことはできるだけ避けたいものです。
特に初手に《記憶殺し/Memoricide(SOM)》が無かった場合に、ドローを期待して先に沼を置くのは非常に効率が悪い。
また、ヴァラクートミラー以外ではあまり使い道がなく、対策したいデッキが多い現在ではあまり多くスロットを裂きたくないのが現状。
それなら、多くのデッキで併用しやすいカードのほうが良いのではないかという結論に至りました。
《記憶殺し/Memoricide(SOM)》を不採用にしたおかげで、沼を含む4~5枚のスロットが空き、メインデッキでもより多くの山を積むことができるようになります。
対青白などで長期戦になった場合、山不足で負ける可能性が低くなりますしね。
2.《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》の採用
で、代わりにサイドボードに採用されたのは、なんと壁。
これの意味は2つ。
1.対ヴァラクートミラーにおける、安定したマナ加速。しかも2マナと軽く、爆発力もある。
2.対赤単やボロスに対する、序盤の防御。ただしこの場合はあまりマナ加速は期待できない。
以前のエントリで、『メイン《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》はランパンの代わりにはならない』と言っていましたが、実際に使ってみると結構安定したマナ加速になってくれました。
特に2マナという軽さが非常に強く、2マナのマナ加速が最大で12枚になるため、2ターン目にアクションを起こせる確率がさらに上がり、ヴァラクートミラーでは非常に有利になります。
また非常に不利な赤単やボロスに対しては良い防御壁になってくれます。《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》もいいですが、あいつは4マナと重い上に《反逆の行動/Act of Treason(M11)》で奪われて4ライフゲインを帳消しにされたりブロッカーにすらならない可能性もあるため、あまりサイドインしたいカードでは無かったですね。
3.《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》の採用
もうこれは一言で言って、青白対策です。
ここ最近の青白はメインから《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》を採用しており、これが2ターン目に出てきただけで場は非常に不利になります。
そして《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》はヴァラクート対策としても強力なカードであり、これを先に出されると《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》が出しにくくなってしまいます。
そのため、それらに触れる《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》が現在のメタには重要だと考えました。
《帰化/Naturalize(M11)》でもいいですが、《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》のことを考えると、クリーチャーである《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》のほうが都合がいいですね。
ちなみに実際の試合は、スイスラウンドのみの1人抜け。
1回戦:バイ
2回戦:緑単エルドラージ ○×○ 勝ち
3回戦:青白コン ×○○ 勝ち
4回戦:ボロス ×× 負け
5回戦:ヴァラクート ○×○ 勝ち
で4-1。4-1が3名並び、オポ差で私が1位となったため、逆転で私が権利獲得となりました。
唯一負けたボロス戦は、土地3枚ストップ×2という不運もありましたが、火力だけでは止められないなという印象。
なにか有効な対策を考えなくてはなりませんね。
もっと軽く、もっと強固な壁を…。
というわけで、初のファイナルズ出場となりましたので、皆さん本選にてお会いしましょう。
エクテンどうするかな…。
あ、あと休みはなんとか取れそうです。飛行機もそろそろ取らないとね。
ではまたの機会に。
MTGをプレイして10年目、ついに権利ゲットです。
…といっても、10年の半分以上は休止期間だったり、そもそもファイナルズ予選に参加し始めたのはここ2年の話なのですがねw
まずは権利ゲットしたときのデッキから。
デッキはもちろんGRヴァラクート。
『ヴァラクート』
【メイン:60】
5《森/Forest》
12《山/Mountain》
4《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
3《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(M11)》
3《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》
1《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》
4《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》
4《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar(WWK)》
4《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》
2《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
2《砕土/Harrow(ZEN)》
4《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》
4《探検/Explore(WWK)》
4《耕作/Cultivate(M11)》
【サイドボード:15】
4《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
4《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
3《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》
メインは土地以外変化ありません。
札幌メタ的にはこれで問題ないでしょう。
ただし、サイドボードが1週間前と変わってきています。
1.《記憶殺し/Memoricide(SOM)》不採用
ミラー戦において非常に強力なカード《記憶殺し/Memoricide(SOM)》。
先に決まれば勝ったも同然ですが、問題点があります。
それは、場に《沼/Swamp》を置く必要があるということです。
なによりも速度を重視するヴァラクートミラーにおいて、勝ち手段に関係ない土地を置くことはできるだけ避けたいものです。
特に初手に《記憶殺し/Memoricide(SOM)》が無かった場合に、ドローを期待して先に沼を置くのは非常に効率が悪い。
また、ヴァラクートミラー以外ではあまり使い道がなく、対策したいデッキが多い現在ではあまり多くスロットを裂きたくないのが現状。
それなら、多くのデッキで併用しやすいカードのほうが良いのではないかという結論に至りました。
《記憶殺し/Memoricide(SOM)》を不採用にしたおかげで、沼を含む4~5枚のスロットが空き、メインデッキでもより多くの山を積むことができるようになります。
対青白などで長期戦になった場合、山不足で負ける可能性が低くなりますしね。
2.《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》の採用
で、代わりにサイドボードに採用されたのは、なんと壁。
これの意味は2つ。
1.対ヴァラクートミラーにおける、安定したマナ加速。しかも2マナと軽く、爆発力もある。
2.対赤単やボロスに対する、序盤の防御。ただしこの場合はあまりマナ加速は期待できない。
以前のエントリで、『メイン《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》はランパンの代わりにはならない』と言っていましたが、実際に使ってみると結構安定したマナ加速になってくれました。
特に2マナという軽さが非常に強く、2マナのマナ加速が最大で12枚になるため、2ターン目にアクションを起こせる確率がさらに上がり、ヴァラクートミラーでは非常に有利になります。
また非常に不利な赤単やボロスに対しては良い防御壁になってくれます。《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》もいいですが、あいつは4マナと重い上に《反逆の行動/Act of Treason(M11)》で奪われて4ライフゲインを帳消しにされたりブロッカーにすらならない可能性もあるため、あまりサイドインしたいカードでは無かったですね。
3.《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》の採用
もうこれは一言で言って、青白対策です。
ここ最近の青白はメインから《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》を採用しており、これが2ターン目に出てきただけで場は非常に不利になります。
そして《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》はヴァラクート対策としても強力なカードであり、これを先に出されると《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》が出しにくくなってしまいます。
そのため、それらに触れる《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》が現在のメタには重要だと考えました。
《帰化/Naturalize(M11)》でもいいですが、《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》のことを考えると、クリーチャーである《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》のほうが都合がいいですね。
ちなみに実際の試合は、スイスラウンドのみの1人抜け。
1回戦:バイ
2回戦:緑単エルドラージ ○×○ 勝ち
3回戦:青白コン ×○○ 勝ち
4回戦:ボロス ×× 負け
5回戦:ヴァラクート ○×○ 勝ち
で4-1。4-1が3名並び、オポ差で私が1位となったため、逆転で私が権利獲得となりました。
唯一負けたボロス戦は、土地3枚ストップ×2という不運もありましたが、火力だけでは止められないなという印象。
なにか有効な対策を考えなくてはなりませんね。
もっと軽く、もっと強固な壁を…。
というわけで、初のファイナルズ出場となりましたので、皆さん本選にてお会いしましょう。
エクテンどうするかな…。
あ、あと休みはなんとか取れそうです。飛行機もそろそろ取らないとね。
ではまたの機会に。
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