≪1.はじめに≫
日曜日に行われた発売記念パーティーのシールド戦をレポさせていただきます。
まず結果から話すと、優秀な神話レア2枚と優良な通常レアもあり、マナマイア5枚を引いておきながら、最終結果は1-4で下から2番目でした。
5ラウンド行い、マリガンを行わなかったのが3ゲームのみというマリガン地獄や、3ゲームで2~3ランドストップというマナスクリュー地獄にはまりまくったり、ダブマリ後の土地5枚をキープしたらその後5ターン土地ドローで負けるなど、度重なる不運に見舞われたのは確かに事実です。
しかし、本当にそれだけが敗因とは思えません。
そこで今回は、デッキ構築を中心に考えたいと思います。
確かに環境初期ですから、デッキ構築ミスは多々起こることは予想されます。
ですが、だからこそ見直すポイントも多く、シールド構築スキルアップにつながるだろうと思い、今回のレポを書かせていただきます。
みなさんの鋭いツッコミ、どしどしお寄せくださいませ。
≪2.カードプール≫
まずはカードプールから。
なお、今回は《マナマイア》と《三角護符》シリーズを除く、起動型能力に色マナを使用するカードは、その色のカードの中に含ませていただきます。
(該当するカードには*印がついています)
《拘引/Arrest(SOM)》のような除去呪文は無いが、《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》といった強力アンコモンに《ケンバの空護衛/Kemba’s Skyguard(SOM)》《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》といった飛行生物がいるのがポイント。装備品を生かせれば《オーリオックの刃工/Auriok Edgewright(SOM)》《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari(SOM)》も生きるし、金属術達成も簡単。
カード枚数は少ないものの、《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》といった強力なコントロールカードがある。また重いがフィニッシャーにもなりうる《空長魚の群れ/Sky-Eel School(SOM)》《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent(SOM)》もあり、5枚のマナマイアの存在もそれを後押ししている。アーティファクトには《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》もあるため、コンボである《ソリトン/Soliton(SOM)》も注目。カード枚数が少ないことは不安要素だが、長期戦に強い青を印象付けるカードプールである。
今回も感染持ちは少なめ。《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》といった除去はあるが、タッチでもあまり使われないカードばかり。今回も黒はスルー候補筆頭か。
火力は無いものの、ミラディンでは重要なアーティファクト破壊が2枚、ティム(《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》)もあり、さらに全体除去である《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》もあるためなかなか優秀。低コスト域に有用なクリーチャーがいないので、それをカバーできる色がほしい。
強力なアーティファクト破壊である《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》、序盤を支える《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》、擬似ルアーである《絡み森の鮟鱇/Tangle Angler(SOM)》、そして爆弾カードである《起源の波/Genesis Wave(SOM)》と優良カードのそろった色。飛行対策である《エズーリの射手/Ezuri’s Archers(SOM)》もあるため、選択肢としては優先度は高い。
5色マイアに《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》、勝った!
そう思った時期も私にはありました…。
≪3.実際のデッキ構築≫
カードプールを見てみたところ、火力や除去が少なく、一方で生物の質がよいというのが今回のポイントと考えた。
そこで、まずアーティファクト除去が2枚ある赤を中心に、生物と更なるアーティファクト除去追加で押せる緑か、飛行とアーティファクト回収の白で迷いました。
で、実際に選んだのは赤白デッキ。デッキリストは以下の通り。
見た感じ強そうなデッキだろ?これ…18人中17位なんだぜ…。
全体的に見て重いデッキなので、土地を18くらい入れたいところだが、マナマイアが5枚もあるので、マイア2枚で土地1枚分という計算で土地は16枚と少なめにしてみました。
しかし実際には土地が止まるだけではなく、結構序盤のマナマイアが除去で狙い打たれてプランが大幅に狂うことが多くあり、手札の4マナ以上のクリーチャーが出せないままゲームを落とすことも多々ありました。
あまりにもうまくいかな過ぎたので、3マッチ目からは《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》を土地に変更しました(注:私が参加した発売記念パーティーはデッキ変更可能)。しかしアーティファクトが減ったため、金属術が達成しにくくなったり、貴重な回避能力が無くなってしまうというデメリットもありました。高マナ域のクリーチャーを1枚抜いたほうがよかったかもしれません(《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》《オーガの装具奪い/Ogre Geargrabber(SOM)》らへんが候補か?)。
≪4.デッキ構築の選択肢≫
さすがに悔しかったので、周りにいたプレイヤーに助言を求めてみました。
その結果生まれたデッキは『緑赤』。
白赤デッキと違う点は、クリーチャーのマナコストが全体的に低下したという点。序盤から《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》などの小型クリーチャーを展開してテンポをとり、そのまま金属術を達成して中盤以降にも殴り続けることができるという点は強力。
そしてそれを後押しするのは《起源の波/Genesis Wave(SOM)》という爆弾カードの追加。ただでさえも強力なレアが3枚も入っているデッキですが、さらに4枚目が加われば強いのは当然でしょう。
さらに《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》という強力なアーティファクト除去が追加された点もプラス。除去が少ない環境だからこそ、除去を一枚でも多く投入できるような色の組み合わせを使用するのも大事ですね。
あと《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance(SOM)》をメインに入れるかどうするかは議論の的になりました。アーティファクト環境だから入れるべきという意見が多かった一方で、サイドカードは所詮サイドカードだから、無理してメインに入れる必要は無いという意見もありました。私はどちらかというとこのカードを非常に高く評価しているため、是非メインデッキに投入したかったのですが、すでに席は埋まっていたため、サイドに落とすことにしました。
他の色としては、白青という選択肢もあったようです。
こちらは《粉砕/Shatter(SOM)》などの除去をあえてあきらめ、代わり優秀なフィニッシャーである《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent(SOM)》や、強力コンボである《ソリトン/Soliton(SOM)》+《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》が採用されています。
また《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》という青らしいカードもあり、序盤を耐えることができれば終盤のコントロール力は高そうです。
あと他の2デッキよりもアーティファクトの数が2つ多いので、金属術達成もしやすいのもポイント。アーティファクトを回収する《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》や、《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》で使い終わった《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》を再利用したり、《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》を張りなおすなどのギミックもあります。
序盤が耐え切れないようなら、サイドから《分散/Disperse(SOM)》《回復の三角護符/Trigon of Mending(SOM)》を投入するというプランもありますね。
≪5.終わりに≫
SOMシールドはアーティファクト環境であることから、一つのカードプールから複数のデッキを作ることが他の環境に比べて簡単になっているのが特徴の一つです。
ですので、相手に合わせて色変えや戦術の変更は簡単に行えます。
一つデッキを組んだら、残った時間やマッチの合間に別なプランを考えるのもよいのではないでしょうか?
特に今回のカードプールのように、強力なレアがアーティファクトだった場合には本当に多くの選択肢が生まれると思います。PTQパリやリミッツ地区予選のときは、空き時間をフルに使ってより良いデッキを作り上げてみてはいかがでしょうか?マジックはサイドボード後が本当の勝負ですよ!
上記カードプールで、「もっといいデッキ組めたよ!」「こんな組み合わせもあるよ!」という方は是非コメント欄にてお願いします。
パリかリミッツ本選で共に戦える日を夢見て…。
ではまた。
日曜日に行われた発売記念パーティーのシールド戦をレポさせていただきます。
まず結果から話すと、優秀な神話レア2枚と優良な通常レアもあり、マナマイア5枚を引いておきながら、最終結果は1-4で下から2番目でした。
5ラウンド行い、マリガンを行わなかったのが3ゲームのみというマリガン地獄や、3ゲームで2~3ランドストップというマナスクリュー地獄にはまりまくったり、ダブマリ後の土地5枚をキープしたらその後5ターン土地ドローで負けるなど、度重なる不運に見舞われたのは確かに事実です。
しかし、本当にそれだけが敗因とは思えません。
そこで今回は、デッキ構築を中心に考えたいと思います。
確かに環境初期ですから、デッキ構築ミスは多々起こることは予想されます。
ですが、だからこそ見直すポイントも多く、シールド構築スキルアップにつながるだろうと思い、今回のレポを書かせていただきます。
みなさんの鋭いツッコミ、どしどしお寄せくださいませ。
≪2.カードプール≫
まずはカードプールから。
なお、今回は《マナマイア》と《三角護符》シリーズを除く、起動型能力に色マナを使用するカードは、その色のカードの中に含ませていただきます。
(該当するカードには*印がついています)
【白:11+1枚】
《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari(SOM)》
《オーリオックの刃工/Auriok Edgewright(SOM)》
《ケンバの空護衛/Kemba’s Skyguard(SOM)》
《ロクソドンの旅人/Loxodon Wayfarer(SOM)》
《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden(SOM)》
《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》
《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
《主導権の奪取/Seize the Initiative(SOM)》
《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》*
《白の太陽の通過/Whitesun’s Passage(SOM)》
《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》
《拘引/Arrest(SOM)》のような除去呪文は無いが、《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》といった強力アンコモンに《ケンバの空護衛/Kemba’s Skyguard(SOM)》《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》といった飛行生物がいるのがポイント。装備品を生かせれば《オーリオックの刃工/Auriok Edgewright(SOM)》《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari(SOM)》も生きるし、金属術達成も簡単。
【青:8+2枚】
《ニューロックの透術士/Neurok Invisimancer(SOM)》
《ルーメングリッドのドレイク/Lumengrid Drake(SOM)》
《ソリトン/Soliton(SOM)》*
《空長魚の群れ/Sky-Eel School(SOM)》
《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent(SOM)》
《飛行の呪文爆弾/Flight Spellbomb(SOM)》*
《取り繕い/Turn Aside(SOM)》
《分散/Disperse(SOM)》
《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》
《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》
カード枚数は少ないものの、《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》といった強力なコントロールカードがある。また重いがフィニッシャーにもなりうる《空長魚の群れ/Sky-Eel School(SOM)》《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent(SOM)》もあり、5枚のマナマイアの存在もそれを後押ししている。アーティファクトには《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》もあるため、コンボである《ソリトン/Soliton(SOM)》も注目。カード枚数が少ないことは不安要素だが、長期戦に強い青を印象付けるカードプールである。
【黒:10+1枚】
《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》
《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》*
2《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》
《堕落した収穫者/Corrupted Harvester(SOM)》
《汚れた一撃/Tainted Strike(SOM)》
《精神の瘴気/Psychic Miasma(SOM)》
《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》
《秘宝の腐敗/Relic Putrescence(SOM)》
《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》
今回も感染持ちは少なめ。《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》といった除去はあるが、タッチでもあまり使われないカードばかり。今回も黒はスルー候補筆頭か。
【赤:12+3枚】
《トンネルのイグナス/Tunnel Ignus(SOM)》レア
2《オキシダの向こう見ず/Oxidda Daredevil(SOM)》
《鉄を食うもの/Ferrovore(SOM)》
《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》
《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》*
《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》
《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》
《オーガの装具奪い/Ogre Geargrabber(SOM)》
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》*(一枚Foil)
《粉砕/Shatter(SOM)》
《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》
《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》レア
《地形の融解/Melt Terrain(SOM)》
火力は無いものの、ミラディンでは重要なアーティファクト破壊が2枚、ティム(《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》)もあり、さらに全体除去である《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》もあるためなかなか優秀。低コスト域に有用なクリーチャーがいないので、それをカバーできる色がほしい。
【緑:12枚】
2《銅角笛の斥候/Copperhorn Scout(SOM)》
2《エズーリの射手/Ezuri’s Archers(SOM)》
《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》
2《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》
《絡み森の鮟鱇/Tangle Angler(SOM)》
《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》
《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance(SOM)》
《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》
《起源の波/Genesis Wave(SOM)》レア
強力なアーティファクト破壊である《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》、序盤を支える《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》、擬似ルアーである《絡み森の鮟鱇/Tangle Angler(SOM)》、そして爆弾カードである《起源の波/Genesis Wave(SOM)》と優良カードのそろった色。飛行対策である《エズーリの射手/Ezuri’s Archers(SOM)》もあるため、選択肢としては優先度は高い。
【アーティファクト+土地:24枚(実際は31枚)】
《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
《銀のマイア/Silver Myr(SOM)》
《鉛のマイア/Leaden Myr(SOM)》
《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
《銅のマイア/Copper Myr(SOM)》
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
《死体の野犬/Corpse Cur(SOM)》
《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》神話レア
《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》神話レア
《調和者隊の盾/Accorder’s Shield(SOM)》
《浸透のレンズ/Infiltration Lens(SOM)》
《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
《ゴーレムの心臓/Golem’s Heart(SOM)》
2《回復の三角護符/Trigon of Mending(SOM)》
《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》
《マイアの貯蔵庫/Myr Reservoir(SOM)》レア
《屍気の香炉/Necrogen Censer(SOM)》
《ゴーレムの鋳造所/Golem Foundry(SOM)》
《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
2《闊歩するものの装具/Strider Harness(SOM)》
《微光地/Glimmerpost(SOM)》
5色マイアに《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》、勝った!
そう思った時期も私にはありました…。
≪3.実際のデッキ構築≫
カードプールを見てみたところ、火力や除去が少なく、一方で生物の質がよいというのが今回のポイントと考えた。
そこで、まずアーティファクト除去が2枚ある赤を中心に、生物と更なるアーティファクト除去追加で押せる緑か、飛行とアーティファクト回収の白で迷いました。
で、実際に選んだのは赤白デッキ。デッキリストは以下の通り。
【クリーチャー:19枚】
《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
《銀のマイア/Silver Myr(SOM)》
《鉛のマイア/Leaden Myr(SOM)》
《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
《銅のマイア/Copper Myr(SOM)》
《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
《ケンバの空護衛/Kemba’s Skyguard(SOM)》
《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》
《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》
《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》
《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden(SOM)》
《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》
《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》
《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》
《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》
《オーガの装具奪い/Ogre Geargrabber(SOM)》
【スペル:5枚】
《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
《粉砕/Shatter(SOM)》
《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》
《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》
【土地:16枚】
8《平地/Plains(SOM)》
8《山/Mountain(SOM)》
見た感じ強そうなデッキだろ?これ…18人中17位なんだぜ…。
全体的に見て重いデッキなので、土地を18くらい入れたいところだが、マナマイアが5枚もあるので、マイア2枚で土地1枚分という計算で土地は16枚と少なめにしてみました。
しかし実際には土地が止まるだけではなく、結構序盤のマナマイアが除去で狙い打たれてプランが大幅に狂うことが多くあり、手札の4マナ以上のクリーチャーが出せないままゲームを落とすことも多々ありました。
あまりにもうまくいかな過ぎたので、3マッチ目からは《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》を土地に変更しました(注:私が参加した発売記念パーティーはデッキ変更可能)。しかしアーティファクトが減ったため、金属術が達成しにくくなったり、貴重な回避能力が無くなってしまうというデメリットもありました。高マナ域のクリーチャーを1枚抜いたほうがよかったかもしれません(《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》《オーガの装具奪い/Ogre Geargrabber(SOM)》らへんが候補か?)。
≪4.デッキ構築の選択肢≫
さすがに悔しかったので、周りにいたプレイヤーに助言を求めてみました。
その結果生まれたデッキは『緑赤』。
【クリーチャー:17枚】
《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
《銀のマイア/Silver Myr(SOM)》
《鉛のマイア/Leaden Myr(SOM)》
《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
《銅のマイア/Copper Myr(SOM)》
《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》
2《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》
《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》
《絡み森の鮟鱇/Tangle Angler(SOM)》
《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》
《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》
《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》
【スペル:6枚】
《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
《粉砕/Shatter(SOM)》
《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》
《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》
《起源の波/Genesis Wave(SOM)》
【土地:17枚】
9《森/Forest(SOM)》
8《山/Mountain(SOM)》
白赤デッキと違う点は、クリーチャーのマナコストが全体的に低下したという点。序盤から《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》などの小型クリーチャーを展開してテンポをとり、そのまま金属術を達成して中盤以降にも殴り続けることができるという点は強力。
そしてそれを後押しするのは《起源の波/Genesis Wave(SOM)》という爆弾カードの追加。ただでさえも強力なレアが3枚も入っているデッキですが、さらに4枚目が加われば強いのは当然でしょう。
さらに《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》という強力なアーティファクト除去が追加された点もプラス。除去が少ない環境だからこそ、除去を一枚でも多く投入できるような色の組み合わせを使用するのも大事ですね。
あと《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance(SOM)》をメインに入れるかどうするかは議論の的になりました。アーティファクト環境だから入れるべきという意見が多かった一方で、サイドカードは所詮サイドカードだから、無理してメインに入れる必要は無いという意見もありました。私はどちらかというとこのカードを非常に高く評価しているため、是非メインデッキに投入したかったのですが、すでに席は埋まっていたため、サイドに落とすことにしました。
他の色としては、白青という選択肢もあったようです。
【クリーチャー:17枚】
《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
《銀のマイア/Silver Myr(SOM)》
《鉛のマイア/Leaden Myr(SOM)》
《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
《銅のマイア/Copper Myr(SOM)》
《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
《ケンバの空護衛/Kemba’s Skyguard(SOM)》
《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden(SOM)》
《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》
《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》
《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
《ソリトン/Soliton(SOM)》
《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》
《空長魚の群れ/Sky-Eel School(SOM)》
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent(SOM)》
【スペル:6枚】
《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》
《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》
《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》
【土地:17枚】
9《島/Island(SOM)》
8《平地/Plains(SOM)》
こちらは《粉砕/Shatter(SOM)》などの除去をあえてあきらめ、代わり優秀なフィニッシャーである《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent(SOM)》や、強力コンボである《ソリトン/Soliton(SOM)》+《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》が採用されています。
また《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》という青らしいカードもあり、序盤を耐えることができれば終盤のコントロール力は高そうです。
あと他の2デッキよりもアーティファクトの数が2つ多いので、金属術達成もしやすいのもポイント。アーティファクトを回収する《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》や、《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》で使い終わった《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》を再利用したり、《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》を張りなおすなどのギミックもあります。
序盤が耐え切れないようなら、サイドから《分散/Disperse(SOM)》《回復の三角護符/Trigon of Mending(SOM)》を投入するというプランもありますね。
≪5.終わりに≫
SOMシールドはアーティファクト環境であることから、一つのカードプールから複数のデッキを作ることが他の環境に比べて簡単になっているのが特徴の一つです。
ですので、相手に合わせて色変えや戦術の変更は簡単に行えます。
一つデッキを組んだら、残った時間やマッチの合間に別なプランを考えるのもよいのではないでしょうか?
特に今回のカードプールのように、強力なレアがアーティファクトだった場合には本当に多くの選択肢が生まれると思います。PTQパリやリミッツ地区予選のときは、空き時間をフルに使ってより良いデッキを作り上げてみてはいかがでしょうか?マジックはサイドボード後が本当の勝負ですよ!
上記カードプールで、「もっといいデッキ組めたよ!」「こんな組み合わせもあるよ!」という方は是非コメント欄にてお願いします。
パリかリミッツ本選で共に戦える日を夢見て…。
ではまた。
コメント
マイアに頼って3マナ域が少なめで、ファッティが多かったのを少し直したらすごい強い気もしますが…
自分なら
《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari(SOM)》を入れて装備品をもう少し入れます。
コメントありがとうございます。
自分もマナカーブをちゃんと揃えたほうがいいと思いました。
上記レシピを直すなら、《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》《オーガの装具奪い/Ogre Geargrabber(SOM)》が抜ける候補でしょうか?
《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari(SOM)》投入なら《闊歩するものの装具/Strider Harness(SOM)》《調和者隊の盾/Accorder’s Shield(SOM)》が候補でしょうかね。《浸透のレンズ/Infiltration Lens(SOM)》は強そうなんですが、このデッキには合わないような気がします。感染デッキなら強いんですが。
プレリのときはマナマイア5種類揃ったうえに《マイアの感電者/Myr Galvanizer(SOM)》まであったけど1-3だったぜwww
あれ?これってもしかして負けフラグ?
それだと いっそ 鉄を食うものとか入れて 更には装備奪い食べするとかシールドだと面白いお( ´∀`)
マナマイアの枚数については、このエントリ書いてるときに疑問に思ってました。
デッキを組んでたときはとにかくマナマイアは入れられるだけ入れて、加速して最速ワーム召還が最強だと思ってましたが、ゲーム後半にマナマイアを引くと弱いし、このデッキならその確立が高まってしまう危険性がありますね。
しかもそれを有効に使う装備品がまったく無いデッキなので、枚数を減らしたほうが良かったかもしれません。
3~4枚にして、空いたスペースに装備品や熊を突っ込んだほうが強いかも。
【クリーチャー:17枚】
《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
《銅のマイア/Copper Myr(SOM)》
《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari(SOM)》
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
《ケンバの空護衛/Kemba’s Skyguard(SOM)》
《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》
《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》
《微光角の鹿/Glimmerpoint Stag(SOM)》
《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden(SOM)》
《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》
《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》
《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》
《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
【スペル:7枚】
《調和者隊の盾/Accorder’s Shield(SOM)》
《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
《粉砕/Shatter(SOM)》
《闊歩するものの装具/Strider Harness(SOM)》
《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》
《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》
【土地:16枚】
8《平地/Plains(SOM)》
8《山/Mountain(SOM)》
起源の波は緑メインにしないとGGGが厳しく、X=4、5、6でないとこのプールのエースであるマスティ、職工、とぐろが墓地に行ってしまうのでかなり使いにくいです。
知性の爆発は貴重な全体除去であり、マイアやシステムをほぼ一掃出来る。また、炉の式典は呪文爆弾・鉄を食うものと非常に相性が良いので金属術が達成できないときの勝ち手段として採用します。
コメントありがとうございます。そして返事が遅れて申し訳ありません。
《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》+《鉄を食うもの/Ferrovore(SOM)》はまったく考えてなかったコンボですね。これを使うならマナマイア5枚も悪くなさそうです。呪文爆弾はちとやりすぎかなぁ。
とはいえこのデッキは金属術が微妙なので、サブプランとしていけそう。勝ち手段の多いデッキは強いデッキって言いますしね。