ドミニオン:錬金術
ついに届きました!

今回は王国(アクション)カードが11種類、勝利点1種類、そして新財宝カード『ポーション』の合計13種類と小さな拡張セットなので、箱も小さめでした。

というわけで、さっそく新ルールとカードを紹介しましょう。



【新ルール:ポーション】
《ポーション》は新しい財宝カードです。このカードのコストは4ですが、使用するとコインを生み出さず、代わりに『ポーション』(以下、Pと略す)を生み出します。

今回追加されたアクションカード12種(新勝利点カード含む)のうち、コストにPを含むカードは10種類あります。これらのカードを購入する際には、指定されたコインに追加してPを支払う必要があります。
例1:《大学》はコストとして『2コイン』と『P』を必要とします。これは購入フェイズ時に2コインに追加してPを支払う必要があります。

また、購入回数が増えていて、かつコストにPを含むカードを複数購入する場合は、その分Pが必要です。
例2:《木こり》を使用して購入回数を増やした状態で《大学》(コスト:2コイン+P)を2枚購入する場合、必要なコストは4コインと2Pです。


つまり、コインは無色マナ、ポーションは色マナってことですね。

いままで我々が購入していたアクションカードや財宝カード、勝利点から呪いは全て無色のカードでした。

しかし錬金術で登場した10種類のカードは『P』という色マナが必要になるということです。

MTGをやっていれば簡単ですね。やっててよかったMTG!





さて、ここからちょっとややこしい説明タイム。





Pはコストの一部ですが、Pはコインではありません。
つまり、

『Nコイン分のコストを減らす』

とか

『Nコイン以下のカードを獲得する』

とかの能力のアクションを使用した場合、Pはこれらの影響を受けません。
例3:《工房》はコストが4コイン以下のカードを獲得できます。しかし、Pを含むカードは獲得できません。
(コストが3コインの《銀貨》は獲得できますが、コストが2コイン+Pの《大学》やコストが3コイン+Pの《使い魔》は獲得できません)

例4:《改築》は廃棄したカードのコスト+2以下のカードを獲得できます。
このときに《銀貨》(コスト3)を廃棄した場合、3+2=5でコスト5コイン以下のカードを獲得できます。しかし、そのコストにPは含まれていないため、《大学》(コスト2コイン+P)は獲得できません。
また、《改築》で《大学》を廃棄した場合、2+P+2=4+Pとなるため、4コイン+Pのカードを獲得できます。この時《ゴーレム》(コスト4コイン+P)を獲得してもいいですし、《工房》(コスト4コイン)といったPを含まないカードを獲得できます。しかし、Pはコインでは無いので、《大学》を廃棄することで《祝祭》(コスト5コイン)は獲得できません。

例5:《橋》は購入する際のコストを1コイン減らしますが、Pには影響しません。《銀貨》(コスト3コイン)を2コインで購入できますが、《大学》(コスト2コイン+P)は1コインと別にPを必要とします。コストがPのみのカードには影響しません。

例6:《引揚水夫》は廃棄したコスト分のコインを得ることができますが、得られるのは『コイン』のみであり、Pは得られません。《大学》(コスト2コイン+P)を廃棄して得られるのは2コインのみです。

例7:《詐欺師》はカード一枚を破棄させ、それと同じコストのカードを獲得させます。このコストにはPも含むため、《大学》を破棄させた場合、コストがちょうど2コイン+Pのカードを獲得させます(2コインのカードや3コインのカードを獲得させることはできません)。

つまり、コインはコイン、ポーションはポーションで別ってことですね。
そんなに難しくないと思います。

まあ、我々はもっと難しいルールのゲームをやってますから、このくらいは大丈夫でしょう。
やっててよかったMTG!




では皆さんお待ちかねの新カード紹介だよ!


《薬師》
アクションカード - 2コイン+P
+1アクション、+1ドロー
あなたの山札の上から4枚のカードを公開する。
「銅貨」と「ポーション」を公開した場合、それをあなたの手札に加える。残りのカードは好きな順番であなたの山札の上に置く。

序盤の加速要員。次のドロー操作にも使える。しかし購入にポーションが必要なため、早く買えるかどうかは運次第。

《賢者の石》
財宝カード - 3コイン+P
あなたがこのカードをプレイする時、自分の山札と捨て札置き場のカード枚数を数える。
その合計枚数÷5(端数切り捨て)のコインを得る。

変則的な財宝カード。後半になればなるほど強力になる。
ガーデン戦略との相性は抜群。ただし購入にポーションが必要なので、分厚くなった山札からうまく購入し続けられるかがカギ。

《ゴーレム》
アクションカード - 4コイン+P
「ゴーレム」以外のアクションカード2枚が公開されるまで、あなたの山札を上から公開する。
公開した他のカードを捨て札に置き、次に2枚のアクションカードを好きな順番にプレイする。

2枚のアクションカードがただでプレイ出来ちゃうよ!
ランダム要素はあるが、アクションカードの種類を限定して購入していれば確実にプレイできる。
ただしこの能力は強制なので注意。手札が強いのに《策士》がめくれて泣くことだけは無いように気をつけよう。

《支配》
アクションカード - 6コイン+P
あなたの左隣のプレイヤーは、この後に追加の1ターンを得て、そのターンあなたはそのプレイヤーが見ることができる全てのカードを見ることができ、全ての決定を行う。
そのターンのそのプレイヤーが獲得するカードは、代わりにあなたが獲得し、破棄するカードは脇に置いてターン終了時にそのプレイヤーの捨て札へ戻す。

なんという《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》。しかし能力は「隣のプレイヤーを使ってカードを買ってもらう」というもの。
完全にコントロール出来たら《礼拝堂》で《属州》を捨てさせたりできたんだけどなぁwまあ強すぎるか。

《大学》
アクションカード - 2コイン+P
+2アクション
あなたはコスト5コイン以下のアクションカード1枚を獲得してもよい。

上の例で散々出てきたカードw
コストにPを含むカードは獲得できないし、勝利点や財宝も獲得できないが、《祝祭》が何度もゲットできるのは強力。
サプライのカードと相談しましょう。

《使い魔》
アクションカード アタック - 3コイン+P
+1ドロー、+1アクション
他のプレイヤーは、呪いカードを一枚ずつ獲得する。

軽量型《魔女》。効果は半分だが、続けてアクションがプレイできるのは大きい。

《弟子》
アクションカード - 5コイン
+1アクション
あなたの手札のカード一枚を破棄する。
そのカードのコスト1コインにつき、1枚カードを引く。
そのカードのコストにPが含まれる場合、追加でカードを2枚引く。

カードをドローに変換するカード。《改築》系カードの亜種。
アクションが続けられるのはよいところ。

《念視の泉》
アクションカード アタック - 2コイン+P
+1アクション
プレイヤー全員(あなたも含む)は、自分の山札の一番上のカードを公開し、そのカードを捨て札にするかそのまま残すかをあなたが選ぶ。次に、あなたの山札をアクションカード以外のカード1枚が公開されるまで公開する。公開したカード全てをあなたの手札に加える。

みんなのデッキトップを検閲した後、自分はドローを進める。アクションカードが連鎖すれば祭りの予感!

《ブドウ園》
勝利点カード - P
あなたの山札のアクションカード3枚(端数切り捨て)につき勝利点1を得る。

アクションカードが沢山あると勝利点になるカード。
コストがPのみと安いので、これを買いあさってから《工房》でアクションカードを水増しするブドウ園戦略が登場するかも?

《変成》
アクションカード - P
あなたの手札のカード一枚を破棄する。そのカードが…
アクションカードの場合、公領1枚を獲得する。
財宝カードの場合、「変成」一枚を獲得する。
勝利点カードの場合、「金貨」一枚を獲得する。

なんと《屋敷》が《金貨》に化けるカード!複数のタイプを持つ場合はもちろんそれに応じた効果を得られます(《ハーレム》を破棄すると、《変成》《金貨》の両方を獲得できる)。
ただし呪いは破棄できるが、なにも得られません。注意。

《薬草商》
アクションカード - 2コイン
+1カード購入、+1コイン
あなたがこのカードを場から捨て札に置くとき、場にある自分の財宝カード1枚を自分の山札の一番上においてもよい。

クリンナップフェイズに財宝カードを回収できるカード。金貨を使いまわしてもよいし、ポーションを使いまわしてもよい。

《錬金術師》
アクションカード - 3コイン+P
+2ドロー、+1アクション
このカードを場から手札に置くとき、あなたがポーションを場に出している場合、このカードを自分の山札の一番上においてもよい。

新型《研究所》キターーーーーーー!!!!!!!
ポーションを使っていれば使いまわしが可能に。研究するぞ!研究するぞ!!





というわけで、次の土日のプレリの裏番組はこれに決まり!

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