どうも、TZWです。
本日、室蘭で行われたGPT仙台の参加レポートをお送りします。

参加者は28名、予選ラウンド5回戦のあと、ベスト8が決勝トーナメントへ。
優勝者には3バイとなっております。

まず結果から言うと…。


≪予選ラウンド≫

1:白青TO ○○ 勝ち

2:緑単トークン ○○ 勝ち

3:緑青トークン(《獣使いの昇天/Beastmaster Ascension(ZEN)》) ○○ 勝ち

4:ほっともっと(《特からあげ弁当/430YEN》) △△△ 引き分け

5:ドミニオン(《詐欺師+忠臣/MENDOI+UZAI(陰謀)》) △△△ 引き分け


3-0-2で決勝トーナメント進出。


EX1:白青TO(テゼレイター?)by千葉神さん ×× 負け


というわけで、決勝1没でした。




それでは今回使用したデッキリストと簡単な解説に行きましょう。
『V作戦』

【メインデッキ:60】
3《森/Forest》
2《山/Mountain》
3《沼/Swamp》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
4《野蛮な地/Savage Lands(ALA)》
4《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》
2《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches(WWK)》
2《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M10)》
2《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(M10)》

4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
4《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》
4《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》
3《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(M10)》
4《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》
4《復讐蔦/Vengevine(ROE)》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》
4《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
3《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad(ROE)》


【サイドボード:15】
2《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》
3《終止/Terminate(ARB)》
4《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(ZEN)》
2《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
2《消耗の蒸気/Consuming Vapors(ROE)》
2《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》

前々回そして前回のエントリで紹介した《復讐蔦/Vengevine(ROE)》ジャンドデッキをさらに改造し、さらにサイドボードも追加しました。

デッキ名のVとは、このデッキの特徴である…

《復讐蔦/Vengevine(ROE)》
と2種類の『吸血鬼/Vampire』から付けけたものです。
まあ、蔦がおそらく某「白い悪魔」ってところでしょうか(緑だけどね)。


やはり《復讐蔦/Vengevine(ROE)》は非常に強力で、特に最近猛威をふるっている青白TOとの相性は抜群です。
ジャンド同系でも再び場に戻ってくるということは脅威ですし、《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》に耐性があるのが強み。
さらにサイズは小さいですが、比較的簡単に場に帰ってくる《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》を追加し、さらにそれらと相性のよい《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad(ROE)》を多く積むことで、多くのアドバンテージを獲得しようというデッキです。

前回のエントリでも言いましたが、とにかくこの手のデッキはダブルシンボルが多く、《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》が多い環境ではスムーズに出せずに手札で腐るパターンがちらほら。
それを解決してくれるのが《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》と《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(M10)》。今回は青白を意識して合計7枚と多めに積みました。どちらもパワーが2あるので、多く並べば結構なクロックになりますし、色マナの安定供給力はかなり高いです。《復讐蔦/Vengevine(ROE)》+《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》コンボとの相性もいいですしね。
また、それらに頼るだけでなく、今回は色を緑と黒の2色にできるだけ寄せるように組み、色事故を極力回避できるようにしました。強力なクリーチャーである《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander(M10)》が採用されてないのはそのためです。



続いてサイドボード。

『対ジャンド同系』
out:2枚
2《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》

in:2枚
2《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》

あまりジャンドは意識してません。そのため《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》も採用しませんでした。
青白系にも効くっていう人がいますが、正直そんなに効いている印象はありませんね。そもそも青白系デッキは8枚のキャントリップと《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》のおかげで土地が結構伸びるデッキですし、ミシュラン自体も動き出すのはかなり後の話。実際そこまで長引いたら負けてますから。
ただ、除去が少ないので《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》という除去+強力なアドバンテージを採用。《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》はこのマッチアップではサイズ不足なので、枚数を減らします(それでも《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad(ROE)》とのコンボは強力なので、全部は抜かない)。


『対バント系』
out:9
4《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》
4《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》
1《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad(ROE)》

in:9
2《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》
2《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
3《終止/Terminate(ARB)》
2《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(ZEN)》

とにかく除去を増量。《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》と《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》を2-2にしたのには理由があって、まず両方とも沢山いれるスペースがないってことと、それぞれの役割が違うが、両方とも必要だから2枚ずつにしました。
《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》は序盤の《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》を焼く目的。《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》が出るのは3ターン目であり、後手だとそれを出してもすでに遅いというパターンがある。その隙を無くしてくれるのが《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》。これは緑単の1ターン目《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M10)》でも同じ。
《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》を撃つポイントについてだけど、これは2つの対象を取ることができるため、出来ればマナクリが2体出たときに撃ちたいという気持ちになりやすい。しかし、1ターン目に《極楽鳥/Birds of Paradise(M10)》や《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》が出たら、ターゲットが1つでも必ず撃つこと(マナクリとプレイヤーに1点ずつってこと)。1ターン目タップイン、2ターン目コブラでも惜しみなく撃ちましょう。火力はケチればケチるほど状況が悪くなりやすいので注意。


対青白TO
out:7
4《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》
3《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad(ROE)》

in:7
4《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(ZEN)》
3《終止/Terminate(ARB)》

今回の電波は《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(ZEN)》!
こいつは追加の《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》であるといっても言い過ぎではないと思う。
確かにこいつは《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M10)》を破壊できないが、青白の中核を担うプレインズウォーカー達(《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M10)》《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》)をわずか黒2マナで葬り去ることができるのだ。《瞬間凍結/Flashfreeze(M10)》も《否認/Negate(M10)》もされず、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》のトークンにも勝つことができる。めったにないだろうが、カウンター満載の《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》が100均の紙コップ以下になり下がるし、何よりも《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》を温存できるため、《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M10)》が除去できない!という場を少なくすることができるのだ。
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》のトークン軍団で立ち往生したり、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》のむさ苦しい胸板にひたすら突っ込まされ続けた方々は、是非一度お試しいただきたい。

…ただ、実際にやってみたところ、4積みはやりすぎだったと思う。3枚にして、《消耗の蒸気/Consuming Vapors(ROE)》を追加しておいたほうがよかったかも。




というわけで、いかがだったでしょうか。
今回はサイドボードにも注目してデッキを紹介させていただきました。

やっぱり青白系は強いです。
仙台の地で再びジャンドが君臨できるように、今後も頑張っていきましょう。

ではまたの機会に。

コメント

極上えび天丼
2010年5月31日0:29

数日前に恐血鬼はやりすぎと書いたことを海より深く反省しますorz

TZW@LABO
2010年5月31日0:40

極上えび天丼さん>
中途半端な対策じゃ、青白の安定感は崩せませんからね。
メタるなら徹底的にやったほうがいいです。

ただぶっちゃけて言うと、《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》は正直微妙なところもある。黒マナ足りなくて中々キャスト出来ないことも多いし。
《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》や《復讐蔦/Vengevine(ROE)》よりも、実はコブラやレインジャーがちゃんと引けるかが勝利のポイントだったりしますね。

メリー
2010年6月1日15:49

リンクさせていただきました。
こうやってデッキの変遷を辿ると、思考が整理されてより良いデッキを組めそうですね。

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